2008/03/09

中国古典 その身を忘るるなかれ

「私は こう聞いている。周も秦も、天下を手中に収めた当初は同じだったが、それから後が違っていた。 周はひたすら善政に務めて功徳を積み重ねた。 それが八百年にわたって存続した理由である。ところが秦はみずからは贅沢にふけり、人民には激しい刑罰をもってのぞんだ結果、わずか二代で滅びてしまった」と。 まことに善をを行う者の幸せは長く、悪を行うものの寿命は短い。 「貞観政要」
古典や歴史に学び 「上に立つものはまずわが身を正す」 
中国古典の3大テーマのひとつ「修己治人」 「己を修め人を治む」  「人を治む」とは人々を統治すること。 そういう立場を目指そうとするも者ははず「己を修む」必要がある。 上に立つ人間としてふさわしい中身を身につけるように「能力」と「人格」の両面にわたって自分を磨くことである。 古典や歴史を紐解くことにより説得力のあるリーダーを目指すためにはまずわが身をたださなければならないということ。
「儒学の核心」 修身ー斉家ー治国平天下
天下国家の経営に当たろうとするならまずは自分の家を(斉)ととのえなければならない。自分の家を斉えようとするなら、まずわが身を修めなければならない。  「修身」とは自分で自分を磨く努力 
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