2008/03/06

CEOの視点 Information(情報)とTechnology(技術)の間

インターネットの普及に伴い、情報量(Information)が爆発的に増え、処理するIT機器が大幅に増えていることが消費電力を増やしています。 IT機器の「消費電力」に目をむけると、国内の電力消費の5%を占めているそうです。 二酸化炭素の排出量に換算すると2600万トンで乗用車800万台が年間に排出する量に匹敵するそうです「日経新聞2008年2月24日」。 特に消費電力の半分近くを占めるのが「データセンター」です。 機器の電力消費のほか空調コストが大きいそうです。 通信量がふえることによりデータを処理する機器を増やす必要があり特に今後は動画配信の急増が続く可能性が高くネットワーク機器の電力消費量は2025年には1303億キロワットと2006年の13倍になると経産省は予測しています。 Technology「技術」革新を積極的に促進し消費電力を抑えるIT機器の開発を一層進める必要があります。 一方、官民共同でIT(情報技術)を利用して交通量に応じて信号機の色を変える時期を判断する次世代信号機の開発と実用化に向けて取り組む動きもみえます。通信機能をもつカーナビとの連携で無線データをキャッチし交差点を通過する車の台数や速度をのデータ情報を収集、そのデータを次々と下流の信号に伝えて信号がかわる時間を自動調整する仕組みです。 また車に関してはより高い燃費効率で自動運転する自動車を開発することを目標にしています。 車載カメラや地図情報を用いて走行環境を把握して、アクセル、ブレーキなどの操作を補う仕組みです。自動車、環境整備によりIT技術を使用することでまだまだ自動車の燃費は改善されるそうです。 東京都では自家用車と公共交通の利用を組み合わせた「パークアンドライド」を2008末までに導入するそうです。新宿駅周辺は週末はオフィス街の駐車上は利用が減るので車はオフィス街のパーキングエリアに止めて、新宿駅東口、西口を結ぶ循環バスを運行するそうです。 周辺道路の渋滞解消や二酸化炭素排出量の削減につながることを期待しています。 官民でこのような活動が活発になれば皆さん一人ひとりの意識にも変化があるとおもいます。また地球への社会貢献に参加しようという気持ちにもつながると思います。 Information(情報)とTechnology(技術)の間には乖離があり改善する問題があります。IとTの融合、IとTの間をどう見るか。 皆さんの集合知、「知恵」が必要ですね。
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