2008/06/21

IT経営憲章

IT経営憲章 経済産業省IT経営協議会資料
経営者は、グローバル化する経済の中で、国際競争力を獲得し、社会に有用な価値を提供し続けるために、次の10原則に基づき、ITを駆使した企業経営を実践する。1।【経営とITの融合】経営者は、自らの経営判断に基づき、企業改革や業務改革の道具として常にITを戦略的に活用する可能性を探求する。 2।【改革のリード】経営者は、企業改革にITにおける技術革新の成果を生かし、日々の細かな改善を含め、中長期にわたり、取組みをリードする。 3।【優先順位の明確化】経営者は、取り組むべき企業改革や業務改革の内容を明らかにして、その実現に向けたIT投資の優先順位を常に明確に現場に示す。 4।【見える化】経営者は、ITを活用し、競争優位の獲得に必要な情報や業務を可視化し、かつステークホルダーへの情報開示や透明性の確保に取り組む。 5।【共有化】経営者は、「見える化」した情報や業務を「共有化」し、企業内での部門を超えた業務間連携、業種・業態・規模を超えた企業間連携を促す情報基盤構築やバリューチェーンの最適化に取り組む。 6।【柔軟化】経営者は、ITを活用し、個々の企業の枠にとらわれず、業務やシステムの組み替えや、必要な情報を迅速かつ最適に活用できる事業構造への転換に取り組み、経営環境の急速な変化に柔軟に対応する。 7।【CIOと高度人材の育成】経営者は、最適なIT投資・IT活用を実現するために、CIOを任命し、ともに企業改革や業務改革に取り組む。また、産学官、ユーザー・ベンダの垣根を越えて、ITを駆使した企業改革を推進できる高度人材の育成・交流を推進する。 8।【リスク管理】経営者は、IT活用がもたらすリスクと、問題が発生した際のステークホルダーや社会に及ぼす影響を正しく認識し、その管理を徹底する。 9।【環境への配慮】経営者は、環境に対する企業責任を認識し、IT活用によるエネルギー効率向上や省資源化に取り組む。 10।【国内企業全体の底上げ】経営者は、IT投資から最大限の効果を引き出すためにも、中小企業等企業規模や業種の如何を問わず、企業の枠を超えて我が国企業全体のIT経営の改善・普及に取り組む。
参考資料

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2008/06/16

「広告ビジネスの確立支援は使命」 Google社CEO

リーダーとしての「倫理観 世界を変えることが目標だ」と述べています。 Googleが反応するのはエンドユーザーの満足度です。

検索広告は米国のオンライン広告市場全体の約41%を占めています。最近ではYahoo.Inc との提携も発表されました。

「ビジネスモデルの大変換」が起こっています。 批判の多くはこのことに起因するものであったため、Googleが図らずも変化の到来を告げる役を務めることになった。変化はそれぞれの場所で個別に起こってくるだろう。 Google自体もある意味ではパブリッシャーである。GoogleはYouTubeサービスを通じて無数のビデオを提供している。したがって、ディスプレイ広告を拡充しようとする意欲はDoubleClick部門よりも強い。検索エンジンの検索クエリから人々の関心を推測できるため、ウェブサイトの検索ではターゲットを絞るのは簡単だが、ディスプレイ広告の場合、検索ほど容易ではない。しかし、より的確に広告のターゲットを定める方法がわかれば、広告主は一般的な広告への支出を減らすようになるとGoogle社CEO Schmidt氏は予測する。

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2008/06/15

勇気 実行力 「知識を見識へ、見識から胆識へ」

自分の行いを修め、心を正して君子らしい形をそなえていても、いざというときにあたって、それに対処のできない人はちょうど木で作った人形もおなじことである。 たとえば数十人のお客がにわかに押しかけてきた場合、どんなにもてなそうと思っても、かねて器物や道具の準備ができていなければ、ただおろおろと心配するだけで、接待しようもないであろう。 いつも道具の準備があればたとえ何人であろうとも、数に応じて接待することができるのである。 だから、かねての用意こそ何よりも大事なことである。
「遺訓四十一条」 信念
人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ 稲盛和夫 日経BP社

どんな不測の事態ににも臨機応変に対処し実行することができなければならない。 身を修め、すばらしい見識を持つとともに、見識を実行するときにそれを応用して、どんな局面においても実行できる、しっかりとした準備をしていなければならないということを数十人の不意の来客への接待という例を挙げて西郷はのべている。

人間は生きていくためにいろいろな知識を身につける必要があります。知識を持つだけでは実際には役に立ちません。「こうしなければならない」とう信念にまで高めることで「見識」にしなければならない。ただしそれでもまだ不十分です。 その見識を何があろうと絶対に実行するという強い決意に裏打ちされた何事にも動じない「胆識」にまで高めることが必要です。 「胆識」をもたらすのは勇気です。ただし自分を守ろうとすると実行できない。そのような気持ちを放り出せば困難なことも実行できるはずである。 「論語読みの論語知らず」ということがよく言われます。 先賢の教えを聞いたことがあるし、本を読んだことがある。 しかしそれはただ知っているだけで、見識となり、さらには真の勇気を身につけ実行できるようになっていなければ何もなりません。  
「幾たびか辛酸を歴て志始めて堅し」 遺訓五条
たび重なる辛酸を克服していくなかで思想は胆識となり信念となっていった。
「仁者は必ず勇有り。勇者は必ずしも仁あらず」 論語
仁者は勇気を持って義を見て、立つときには立たないといけない。
リーダーは勇気をもって自らの「胆識」で決断しなければならない。

知識 本を読んだら頭にはいること
見識 知識や経験で学んだものを自分なりに消化して問題に対して自分の意見を言えること。
胆識 行動力、実行力を伴う見識

東晃も、この胆識を身につけたいです。 それには継続して勉強が必要になります。

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