2008/03/05

CEOの視点 地球の生命維持装置―光合成

CEOの視点 地球の生命維持装置―光合成
植物は光をあびて、我々人間が出した二酸化炭素CO2を吸収し酸素をだします。 光合成はすなわち二酸化炭素を吸収し太陽光を使い地球のすべての生物を支えています。植物の中の葉緑体が太陽の光(エネルギー)を使って、水と二酸化炭素から、でんぷん(炭水化物:炭素C、水素Hの化合物)などの栄養分と酸素を作るはたらきをいいます。
光合成が止まれば、自ら養分を作ることができない生物は生きていくことができません。光合成は地球にくらす生物の命を維持しています。 年々増加する二酸化炭素を減らす方法は今のところ光合成しかありません。 吸収仕切れない分が大気に残り、温暖化の原因となっています。過去100年間で地表の温度は平均0.74度C増加 現在は1300年間でもっとも暑い時代をむかえているそうです。 主な原因は石油や石炭といった化石燃料を短期間で燃やしたことであると考えられています。
化石燃料は炭素を多く含むためこれを燃やすことで酸素と結びつき二酸化炭素が生じる。 エコシステムとして循環していた間はよかったが、急激に増えた二酸化炭素は吸収されず大気中に残ってします。 これらの二酸化炭素を減らすには? 二酸化炭素の排出を今以上に増やさない技術開発や新しい吸収方法はすすめられていますが光合成によって吸収されることに頼っている状態だそうです。

統計を読む
その1: 産業革命前 二酸化炭素の吸収量と放出量はほぼ等しく(1902億トン)でエコシステムは循環していた。 現在は放出量が2182億トンにたいし吸収量が2148億トンと34億トンの炭素が毎年主に二酸化炭素として大気中にのこされている。
その2: 1年間に自動車1台が出す二酸化炭素は約2300キログラムでこれらの二酸化炭素(2300キログラム)を吸収させるには160本もの木(2000平方メートル)が必要となるそうです。

このようなデータを見ると我々は温暖化対策費を「将来の競争力への投資」として前向きに考える必要があります。 

光合成:化学式で表すと下記のようになります。
炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) ← 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+光(エネルギー)
呼吸はでんぷんなどから作られる炭水化物などを空気中や水中から取り入れた酸素と反応させ、生きるためのエネルギーと水と二酸化炭素を作るはたらきのことです。呼吸に必要な炭水化物と酸素は光合成で作られたものです。炭水化物(C、Hの化合物)+酸素(O2) → 水(H2O)+二酸化炭素(CO2)+エネルギーしたがって、光合成と呼吸はちょうど逆の反応といえます。
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