2008/03/17

CEOの視点 グローバル・エコノミー


グローバル・エコノミー
まず金利について 「金利が高い」ということは金融資産を短期的に増加させることができ、借り入れ能力も増加することをいみしている。 もし資金が世界中から集まるのであれば企業は資本市場で資金を集めることができ、銀行から借り入れる必要はない。 ボーダレスの世界ではマネーサプライが過剰になると国内に魅力的な投資機会がなければ海外にシフトしていく。 さらに複雑にしているのはITによるサイバー・エコノミーの成長の速さと金融商品が国境を越えて取引されるようになったことである。 グローバル・エコノミーは常に変化し、流動的な状態であるが市場を注意深く見れば「資金の循環」がどのように流れ、どこに行くのかは推測できるのではないかと思う。 
今年はサブプライムショックにより 「金利は低くなり」 米経済の不安により政府や、資金力のあるファンドから資金供給が拡大されオイルダラー(マネー)は今大きなピンチになっている金融界に向かっています。 あふれた資金が「商品市場」に流入して価格が高騰しアジアとりわけ中国は今後の高度成長に対応するため世界中の資源をどのように確保するかすなわち「資源株」に向かうような感じがします。 現在グローバル・エコノミーは金融政策と商品市場により「景気悪化と物価高の懸念」という悪循環が鮮明になってきています。 
市場の変化により、企業は自分たちを再定義する必要性がでてきています。現状に満足したり、同じ姿勢で長く過去の成功体験にしがみついていると失敗に導く可能性がある。 技術的変化、個人的変化、組織的変化が求められています。
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