2008/02/26

CEOの視点 情報共有とパーソナライズ-Web2.0


CEOの視点: 情報共有とパーソナライズ-Web2.0
ブログに代表されるように、これまで情報の受け手であったユーザーが情報の発信者へとシフトし、インターネットの世界ではユーザー参加型のモデルが広がりました。 情報の発信者が増えたことでコラボレーションによって、より有益な情報が生み出される“可能性”が見えてきました(まだまだ改善の余地はありますが)。 この様な次世代Webの現象を総称してWeb2.0と呼んでいます。 Web2.0は新旧様々な要素を組み合わせたコラボレーション・ツールであり、コミュニケーション・プロセスです。
Amazonに代表されるWebサイトは顧客ごとの「パーソナル化」を実現しました。顧客の好みにあった商品やサービスを全面に押し出し(メールでの案内も含む)ます。広告は顧客のコンテキスト(プロフィールや趣味趣向,購入履歴など)を意識しています。顧客によるコミュニティは,消費動向を大きく左右するようになりました。インターネットは最適なマーケティング・チャネルとしての地位を今後もより強固なものにする可能性があります。現在,雑誌やテレビに打つ広告は,基本的には一人ひとりへのメッセージにはなりませんでしたがインターネットは“違う”ということをGoogleの決算内容は示しています。 Webメディアに打つ広告は「パーソナライズ機能」を経て,個々人に訴える「メッセージ」へと変化させることを実現し、 一般消費者向けビジネス,企業向けビジネス,社内向けの情報システム,働き方にも大きな影響を及ぼしています。 ただし課題もあります。Web上にあるコンテンツやデータを効率よく検索・収集するための技術はまだまだ発展途上であります。今後は次世代Web技術の「コンテンツやデータの意味情報」にフォーカスした「セマンティックWeb」技術動向に注目をしていきたいと思います。 

今後視点として「ビジネス“プロセス”の改善と加速」、「情報」、そして「人間関係」がより重要なキーワード、スキルになると思います。
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