2008/02/13

投資戦略 サブプライム問題から学ぶ

サブプライム問題
日本版サブプライム問題 キーワードは「10年目」

昨年末から混乱に陥れている米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題。 この問題はいまや日本をはじめアジアでも大きく取り上げられ株価が大きく乱高下しています。 カリフォルニア(90年代筆者は住んでいました)では大きな影響があり深刻であると報道がありました。 この問題に関して「対岸の火事」とは思えません。 主に93年―98年に立て続けに旧住宅金融公庫は住宅ローンを緩和し多くの世帯が持ち家を購入できた一方、住宅ローンが重くのしかかってきているといいます。旧住宅金融公庫は始めの10年間(例1998年)は低金利でありますが10年後(2008年)は高い金利が設定されています。 ローンの金額にもよりますが2%だったものが4%程度にあがる「10年目」の年をむかえかなりの負担額になります。 それに伴い家族構成や経済情勢、雇用情勢の変化により返済が滞ることも考えられます。 特に日本の平均給与水準は上がらず逆に払う税金は多くなったのが現状であります。 今後のことを考えると生活できるように「将来の予防」対策が必要であり1つの方法として戦略投資を真剣に考える必要がでてきました。 筆者は昨年から家計簿をつけ始めました。これによりどれぐらいの 金額がどの時期に使用されどれぐらいの金額をローン返済またさらには繰り上げ返済に充てられることが可能か「収支のバランス」を理解できるようになりました。 また1年間家計簿の履歴により今年の計画も立てやすくなりました。 是非みなさまも時間を見つけて家計簿をつけることをお勧めします。  一家の主として家計を見直す機会をもつことで来月は、半年後は消費を増やすことが賢明な行動か判断がつくとおもう。 また日本の社会保障制度(年金をはじめ)にも問題がでており将来(20年後、30年後)が見えない状況でもあります。

財布の中の経済学:筆者も住宅ローンを抱えております。今回の物件に対しては9年以内に全て返済するのが初期に立てた目標です。あと5年以内に全て返済するのが目標で家計簿と相談をしています。ローンを組んだ人は早めに繰り上げ返済をすることをお勧めします。数字のマジックにより数年後に繰り上げ返済するよりも効果があります。