2008/02/11

ハイ コンセプト 「新しいこと」を考えだす人の時代



IT業界ではAppleが実践していると思います。 
ハイ コンセプト 「新しいこと」を考えだす人の時代 ダニエル・ピンク「著」 大前研一「訳」
サマリー:
6つの「感性」
デザイン、物語、全体の調和、共感、遊び心、生きがい 
本来人間に備わった資質でありこれらに磨きをかける必要がある

「3つの危機」
豊かさ、アジア、オートメーション
「左脳主導思考」は成功したが、その重要性、価値は下がってしまった
右脳的感覚に訴えるもの 美しさや、精神性、感情といったものにより大きな価値が見出される
アメリカのコンピュータ、ソフトウェア、情報産業における仕事の10%が今後2年間のうちに海外に移行 4分の1がアメリカを離れる(2010)

デザイン、物語、全体の調和、共感、遊び心、生きがい
デザイン:
「同業他社の製品はすべて基本的に同じ技術を使用していて、価格、性能、特徴にさわない。 市場において製品を差別化できるものは、デザインをおいて他にない。」

物語: 
デザインと同様、人間の経験にとって欠かせないものである。
「感情によって豊かになった文書」こそ物を語る能力の本質
良い医師になるためには物語の能力 「人が物語から吸収し、解釈し、それに答える能力」

調和:
これから成功するには
「境界を越えられるひと」マルチタスク、まったく異なる領域の仕事を同等の自信をもってこなせる人
「発明できる人」 既存のアイデアを新しいやり方でくみたてなおすことにより生み出される
「比喩を作れる人」 物事を別の観点で理解すること 調和の大切な要素 

共感:
相手の状況に自分を置き換えて考えられる能力でありその人の気持ちを直感的に感じ取れる能力。 誰かの立場に立ち、その人の視点で考え、その人が感じるように物事を感じることができる能力

生きがい :
人生に目的と意義を見出したいという願望 
変化が発生したときは変化を受け入れ対処するのが賢明
自由に創造的な思考をめぐらす。 今までの自分という存在はまったく違う部分へと入っていく体験