2008/05/18

賢者の選択 消費者独占型事業EPS

消費者独占型事業EPS
1株あたり利益(EPS)が力強い増加基調にあるか バフェット氏はEPSの実績値がしっかりした水準を保って増加し続けたかを重視する。複数のブランド製品を持っているだけでなく経営者(経営陣)がそれを賢明に活用して大きな価値創造を実現する可能性があることを示唆している。逆に利益が変動していることは経営上に問題を抱えている可能性がある。 興味を持っている企業の過去数年間の1株当たり利益(EPS)の動向を分析することが重要である。
1:利益が安定していてかつ中長期的に上昇傾向を示している(理想的)
2:利益が極端に振れる企業(コモディティ型企業で投資対象から外す)
3:過去数年間は安定した利益成長を続けてきたが最近1年間だけ落ち込みがある場合 一時的なものなのか、構造的なものなのか分析する必要がある。その企業が消費者独占型か? その市場支配力が直面する困難を克服できるか? バフェット氏は3のような状況こそ大きな収益を得る投資機会が存在していると考えています。 経営陣の努力や、経営環境により改善されるものなのか明らかにする必要があります。
EPS   KO   GOOG   MSFT   YHOO      CSCO    CHL   BHB     RTO
2007 2.57  13.29  1.42  0.47     1.17         2.24  5.66
2006 2.16  9.94   1.2   0.52    0.89   3.24  1.61  5.56
2005 2.04  5.02   1.12  1.28    0.87   2.75  1.03  3.81
2004 2     1.46   0.75  0.58    0.7    2.29  0.43  1.98
2003 1.77  0.41   0.69  0.18    0.5    2.01  0.25  1.56
2002 1.6   0.45   0.48  0.09    0.25   1.94  0.21  0.42
2001 1.6   0.04   0.69  -0.08   -0.1    1.84  0.22  0.75
2000 0.88  -0.22  0.85  0.06    0.36    1.3   0.08  0.87
1999 0.98  -0.14  0.71  0.04    0.29    0.65  0.04  0.74
1998 1.42         0.42  -0.02   0.2     0.79  -0.3   0.55 
KO:Coca-Cola, GOOG:Google, MSFT: Microsoft, YHOO:Yahoo,
CSCO: Cisco Systems, CHL: China Mobile, BHB:BHB Billiton, RTP: Rio Tinto
過去10年間のEPSを見るだけでも、安定した利益成長を続けている企業か知ることができます。 また過去に安定した利益成長を続けていて直近、利益が落ち込んでいるような企業は有力な投資対象候補であり更にその企業については調査する必要がある。 

EPS
一株当たり当期純利益(earnings per share)は、株価指標の一つである。日本国内ではEPSという頭字語も広く用いられている。一株利益、一株あたり当期利益、などの略称または俗称で呼ばれることも多い。

#物の考え方、見方を研究するのが目的であり、上記の会社を筆者は推薦しているわけではありません。株式投資判断は個々違います。

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