2008/05/21

賢者の選択 ウォーレン・バフェット氏の買い場

賢者の選択 ウォーレン・バフェット氏の買い場
絶好の買い場が訪れる。 投資先企業が一時的苦境から立ち直ることを確信して一時的に業績が落ち込んだ時に、株価が大きく下げたところで投資する。 
ケース1: 相場全体の調整や暴落 
個別企業の業績見通しとは無関係に株価が下落するので安心して投資できる。 バフェット氏はコカ・コーラを1987年のブラックマンデーのときに買い始めた。 相場が暴落するときはほとんどすべての銘柄が下げる。直近の悪材料の影響が重なった時こそ絶好の買い場である。 
ケース2: 全般的な景気後退 
景気後退の局面ではほとんどの企業の業績は悪化する。不況に入る前は業績がよかった企業の中から選ぶべきである。 1株あたり利益(EPS)が大きな赤字になる企業もあれば、減益幅が小さい企業もある。強い企業の立ち直りは早く、弱い企業は淘汰されてしまう。保守的な慎重な経営をしているところに目をつける。
ケース3: 個別企業の特殊要因 
時には愚かな行動に走り、大きな損失を出すことがある。この失敗が一時的なものなのかそれとも命取りになるのか判断しなくてはならない。バフェット氏は経営上の失策で株主持分が低下したときにGEICOとアメックスを取得した。 
ケース4: 企業の構造変化 
構造変化が起きる時は一時的な特別損失が発生し、株価に悪影響を及ぼす。 合併、リストラ、組織再編に伴いその期は減益や赤字となる場合がある。また事業部門をスピンオフすることで分離するといった構造変化がプラスの影響を及ぼすケースもある。 

ポイント 相場全体の調整や暴落、全般的な景気後退、個別企業の特殊要因、企業の構造変化
株価が値下がりした時は買いのチャンスであるが投資を行う前にその企業が悪材料を克服して再び強い企業へと繁栄する力強さを持っているか十分検討する必要がある。またその企業に投資することが他の投資機会に比べて有利なのか考える必要がある。 消費者独占型企業か、企業の経営陣が有能かつ誠実、株主の利益を考えて経営をしているかは重要である。

#物の考え方、見方を研究するのが目的であり、上記に上げた会社を筆者は推薦しているわけではありません。株式投資判断は個々違います。
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